接待・会食の手土産マナー|渡すタイミング・店への預け方・選び方
会食の手土産は、渡す場所が店である分だけ訪問とは勝手が違います。帰り際に渡す理由、店に預けておくやり方、相手の帰り道から品物を逆算する考え方、避けたい品をまとめました。
接待や会食に手土産を持っていく機会が増えてから、会社訪問のときとは別の難しさがあると感じるようになりました。渡す場所が相手の会社ではなく店であること、そして渡した瞬間から相手の荷物になることです。私がやっていることを整理して書いておきます。
渡すのは帰り際が基本
会食では、手土産は会計が済んで店を出るタイミングで渡すのが基本とされています。冒頭で渡すと、相手は食事のあいだずっと荷物を抱えることになりますし、席によっては置き場所もありません。
私は店を出て、見送りの挨拶をする直前に渡しています。お開きの空気の中で渡すと、お礼の言葉がそのまま別れの挨拶につながるので、流れとして自然です。場面ごとのタイミングの考え方は手土産を渡すタイミングに詳しく書きました。
店に預けておくと当日が楽になる
自分の席の足元に紙袋を置いておくのは、実はそれなりに気を使います。倒さないか、汚さないか、帰りに忘れないか。個室ならまだしも、テーブル席では置き場所自体がないこともあります。
そこで使えるのが、店に預けておくやり方です。到着したときに「帰りに渡したいので預かってもらえますか」と頼んでおくと、帰り際に出してもらえます。予約の電話やメッセージの段階で伝えておけば、当日の動きはさらに軽くなります。接待に慣れた店なら、見送りのタイミングに合わせて持ってきてくれることもあります。私は大事な会食ほどこの形にしています。
相手の帰り道から品物を逆算する
会食の手土産で一番効くと感じているのは、相手がこのあとどう帰るかを考えることです。
- 電車で帰る: 大きい箱や重い瓶は渡した瞬間から負担になります。片手で提げられる大きさが上限です
- 車やタクシーで帰る: 多少の大きさは許容されますが、それでも軽いに越したことはありません
- 二次会がある: 荷物を持ったまま次の店へ移動することになるので、小さく軽くが最優先になります
日程を調整する段階で帰りの手段が見えていることも多いので、私は品物を選ぶ前にそこを思い出すようにしています。分からなければ、軽くて小さい側に倒しておけば外しません。
個包装と軽さは、受け取る側への配慮になる
会食の相手は、受け取った品を自宅へ持ち帰ることもあれば、翌日そのまま会社へ持っていって部署で分けることもあります。どちらに転んでもよいように、私は個包装で常温のまま置けるものを選んでいます。分けやすく、机に置いておけるものなら、扱い方を相手が自由に決められるからです。
会食で避けたい品
会社訪問のとき以上に、会食では次のような品を避けています。
- かさばるもの: 席でも帰り道でも邪魔になります
- 重いもの: 瓶や缶の詰め合わせは、車で帰る相手以外には厳しいです
- 要冷蔵・要冷凍のもの: 会食のあいだ保管できず、持ち歩きの時間も読めません
裏返すと、軽くて常温で日持ちのするものが会食向きということです。常温で渡せる手土産に、条件で絞った一覧があります。
品選び全体の考え方
接待の手土産は、個人ではなく組織に渡すつもりで選ぶと外しにくくなります。この観点や金額の決め方はビジネスの手土産マナーにまとめました。私が繰り返し使っている品は一軍に置いています。